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ソーシャルディスタンスと子供たちの心の成長

コロナ禍の学校では、子供たちの同士が距離を取らなくてはならない。そのことが続くと精神的にも距離を感じるようになる。コロナ前はスキンシップが重要と思われていたのに、コロナ禍ではソーシャルディスタンスをうるさく言われ、学校では机は離れているし、授業は全生徒では受けられないし、何よりも子供同士は親しく近づけない、大きい声はNG 。子供の特権はすべて奪われてしまった。小学生の6年間は人間関係やコミュニケーションを学ぶ重要な時期であるというのに、子供たちが成人してどんな人間になっているのだろうか?

ソーシャルディスタンスとスキンシップのジレンマ

子供たちが仲良く池をのぞき込んでいる。

さて、コロナ禍では、人との関係性が希薄になるのは明らかである。特に心配されるのは、小学生は精神的な安定期であり、この時期に友達との関係性の築き方を学ぶ時期である。一方的に「喧嘩をしてはいけません。仲良くしなさい」という指示は、子供の主体性を潰すことになる。

自分は正しい、相手は間違っていると思っているのに、なぜ仲良くしなければならないのか?仲良くしたくない人と仲良くしなければならないのは、絶腑に落ちないとなる。

喧嘩は意見の相違からくるもので、教師は喧嘩の意味を教え、喧嘩までに至らない話し合いの重要性を教え、時には喧嘩にもなることがあることを教える。そして喧嘩した後の、自分と相手の心の処理の仕方を教える。喧嘩にならないためには相手を理解しなければならない。

しかし、コロナは喧嘩にもならない状況を作ってしまった。友達と密にならなければ摩擦もない、大きい声を出さなければ相手を刺激することもない。接触することがなければ意見の相違もない。あるのは相手との距離である。

フロイトの心の構造論では、自我はエスと超自我のせめぎあいで成熟していく。エスは暴走族で超自我は融通の利かない優等生というところである。こんな正反対な友達を上手くなだめるのが自我である。成熟した自我を持つ大人は本音と建て前を使い分けることができる。

喧嘩はスキンシップと同じ、重要な意味を持つ

水の中でキックボクシングをする少年二人。

子供たちは、昨日迄お友達と仲良くしなさいと教わっていたのに、急に密になってはいけません、喋ってはいけませんと言われる。最初は戸惑うが、そのうちにそんなものかと思い始める。そして相手に関心がなくなっていくのだ。

生物学的にみても動物はスキンシップ無しでは育たない。ペットでも、オーバーなスキンシップを与え続けるとオットリ育つ。人間に至っては、スキンシップはなおさらのことである。

ネグレクトが(育児放棄)が社会的問題になっている昨今、虐待の中でもネグレクトが一番の虐待である。乳幼児にとって大事なことは、オッパイを与えられる以上に優しく抱っこされることを育児中の母親は知るべきである。

幼児期に愛された子は強い!

母親との愛着関係が大人になっての人間関係のカギとなる。

どれだけ優しく抱っこされたか、その抱っこの量こそがその後の人間性を決定すると言われている。赤ん坊の脳は皮膚にあるといわれるのは大いに頷ける。

皮膚への心地よい刺激は赤ん坊の心と体の両面にいい影響を与えることが分かっている。最近では積極的に、赤ん坊にタッチケアというマッサージを施すようになった。タッチケアされた子供とされなかった子供の体の成長にも大きな差がつくというデータがある。

赤ん坊は出産されるまではママの子宮の中で10か月余りを過ごす。この子宮の中こそが、最も安心で安全な場所である。しかし、突如外の世界に放り出されてしまう。赤ん坊の最初の産声は不安の叫びである。まさにサバイバルの始まりである。

そんな不安な幼い命を、子宮の中の温かい用水のように包み込んであげるのが、母親としての最初の仕事ではないか。その暖かな肌の刺激こそが赤ん坊の不安を取り去る。まさに子宮への帰りたいという欲求が満たされるのである。

人と人とが親密な関係を築き、社会的な繋がりを築いていけるようになるためには幼少期に両親との十分なスキンシップが必要である。十分なスキンシップを得られなかったひとは、親しい友人や家族にタッチすらできない。

小学校で何が大事かであるを知る

もんだいをとくのに必死な子供たち。
この体験が大人になっていかされる。

日本の学校では感情をコントロールし、論理的思考に置き換えて冷静に相手に伝えるという訓練がなされていない。子供たちは感情的になったとき、二元論で片付ける。つまり我慢するか喧嘩するかである。

それは、幼少期から両親の子供に対する接し方が大きく影響している。子供の感情など大した問題でもないという親は、子供に寄り添うことを怠っている。

子供も大人も自分の感情にだけ目を向ける。しかし、ものごとはそう簡単ではない。大方感情的になったときは判断を間違いやすい。自分の感情より大事なことがあり、それを見失ってしまう。そして気づけば大きな問題になっていることが多い。

感情のコントロールは幼少期に学ぶ。つまり、フロイトのいう肛門期にトイレットトレーニングとともに我慢を覚えるのだ。ぐっと自分を抑えることができると、人生はほとんどうまくいく。

特に、国のトップや企業のリーダーは論理的であるべきだ。感情など後回しにして問題に取り組む必要がある。いちいち自分の感情に振り回されていてはリーダーとは言えない。

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